生きにくいこの世の中で。

いろんな顔して生きてる女のホンネ。

悪循環ループ

生まれてから、今日で3日目。



全ての元凶は、

私が醜く、

太ったことにあるのだと

あの日からずっと思っている。


妊娠して、

大好きだったタバコをやめた。

一日3箱も吸っていたのに、

匂いを嗅ぐだけで吐き気がするカラダになってしまった。


そればかりか、

食べづわりという

特殊なつわりに襲われ、


食べないと吐き続ける

デブ街道まっしぐらな状態になり、


気がつくと

妊娠中毒症一歩手前。

痩せてた頃から20キロも太っていた。


これじゃ、別人だ。

誰に会ってもまず気づかれない。

気づかれても、嫌な顔をされたり、

哀れみに近い対応をされる。


体重が増えたことは、

私から

自信と似合う服と

フェロモンと過去の栄光を

奪い取っていった。


太った私に

まったく女を感じなくなった相方に

私は逆上し、不仲になった。


出産後、5年も経ってるけど、

両手で足りるくらいしか、

カラダの関係もない。

最低だ。


ネガティブなのも、

酒を飲むのも、

悲しくなるのも、

全て、この太った醜い自分のせい。


痩せれば全てうまくいくと

いろんなことを試した。


けど、結局

自分のことを嫌いだから

人から褒めてもらいたくて

ムリをして、ブレイクして、

の、繰り返し。


妥協しまくりの最近は、

低レベルな場所に足が向く。


オカマばかりの

二丁目の飲み屋は、

デブでもブスでも

「女」であれば人気者になれる。


おっぱいが大きければ、

間違いなくヒーローになれる。

そんな世界だ。


そんなところでモテたところで

何も解決しない。

冷静なら誰にでも分かる。


むしろ、虚しさで覆い尽くされ、

悲しい悪循環ループへと、追い詰められていくだけなのだから。


けど、私はそんな世界に入り浸って、自分の存在価値を測ろうと必死だった。


そのぐらい、死にたいぐらい

誰からも求められていないと感じていた。